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“伝わる文章の達人”が意識している「たった1つのこと」

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PHPオンライン衆知

「どうして自分の文章は読んでもらえないのか」。そんな悩みを抱える人は少なくないだろう。SNSでバズりを連発する人や、目を奪わるような文章を書く人には生まれつきのセンスがあるーーそう思い込んでいる人は待ってほしい。 じつは、おもしろい文章に近づけるにはコツがある。本稿では、ビジネス書編集者として多数のヒット作を世に出してきた竹村俊助氏。本稿では、『書くのがしんどい』(PHP研究所)を上梓した竹村俊助氏が、文章をワンランクアップさせる方法を紹介する。 ※本稿は、竹村俊助著『書くのがしんどい』 (PHP研究所刊)の内容を抜粋・編集したものです。

「たとえ」の達人になる

「たとえ」は文章を魅力的にする方法です。 抽象的に理解させるだけでなく、イメージを脳内につくりだせるので実感を持って理解してもらえるのです。 たとえばこんな文章です。 ーーーーーーーーーーーー スゴい人と仕事をしたいからといって、スゴい人に近づいても意味はない。講演会やトークイベントであいさつしても、仕事をもらえることはまずない。 スゴい人はいわば「雲の上の山頂付近」にいるのだ。ぼくらがふもとに駆け寄っても見えてすらいないだろう。やるべきは「自分の山を登る」ことだ。腕を磨くことだ。 山をひたすら登って雲から抜け出たとき、自ずとスゴい人はこちらを見つけてくれるだろう。まず、自分の山を登ろう。 ーーーーーーーーーーーー ようするに「スゴい人に近づこうとするのではなく、自分の腕を磨こう」ということですが、山のたとえを使ったことでイメージがしやすくなったはずです。 抽象的な話だけで終わると、引っかかりがありません。「山」「雲」「ふもと」など、具体的にイメージできる言葉があることで「あ、なるほどな」と思ってもらえるのです。絶妙な「たとえ」はオリジナリティになります。 新しい思想や考え方、アイデア、理論を生み出そうとしても、長い歴史のなかでほとんど出尽くしています。先ほどの「スゴい人に近づこうとするのではなく、自分の腕を磨こう」という考え方だって、誰かがすでに言っていることでしょう。 ただ、そこで自分なりの「たとえ」を見つけることができれば、それは新しいものになります。自分だけのコンテンツになる。それが個性になるのです。

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