「七草」食べて健やかに 小国町などで出荷ピーク
無病息災を願って7日に食べる「七草がゆ」に使う、春の七草の出荷作業が、熊本県の小国町と南小国町の農家でピークを迎えている。 2日、南小国町中原の河津敦士さん(35)の作業場では、アルバイトの農家や高校生ら約30人が、セリやナズナなどの七草をパックに詰めたり、余分な葉を切り落としたりする作業に追われた。 河津さんは「新型コロナウイルス感染が拡大する中だが、七草を食べて、健康に1年を過ごしてほしい」と話した。 JA阿蘇小国郷によると、両町では計6軒の農家が七草を栽培。今季は県内外に約15万5千パックを出荷する予定。(木村馨一)