（ブルームバーグ）： トランプ次期米大統領は、財務長官候補の１人とみられているキー・スクエア・グループ創業者のスコット・ベッセント氏と15日に面会する。事情に詳しい関係者１人が明らかにした。トランプ氏は経済や税制、銀行政策に大きな影響力を持つ財務長官の候補者リストを絞り込んでいる。

非公開情報であることを理由に匿名で語った同関係者によると、２人はフロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で会う予定となっている。両氏の面会についてはワシントン・ポスト紙が先に報じていた。

トランプ氏は、ベッセント氏を含む複数の候補者を引き続き検討中だと関係者は説明。キャンターフィッツジェラルドのハワード・ルトニック最高経営責任者（ＣＥＯ）、トランプ政権１期目で米通商代表部（ＵＳＴＲ）代表を務めたロバート・ライトハイザー氏らが残っているという。財務長官の指名は今週中にも発表される可能性がある。

ベッセント氏は、トランプ氏の長年の盟友スティーブ・バノン氏や、キリスト教福音派の有権者を動員する団体「信仰と自由連合」の創設者ラルフ・リード氏といったトランプ氏支持母体全体の幅広いリーダーたちから支持を得ている。

原題：Bessent to Meet with Trump as Treasury Job Hangs in the Balance（抜粋）

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