直虎ちゃん描いた「ナオトラック」、浜松の看板背負う運送業者の思い
にもかかわらずナオトラックを制作し、走らせているのはどのような思いからなのか?「純粋に浜松を活性化したいという思い。運送業者として何か役に立てないか、という気持ちで、看板でもしょってPRをしようということになった」と話す。 地域の活性化のためにNHKの大河ドラマを誘致したいと考えている自治体が少なからずある。浜松市でも「おんな城主 直虎」の放映と合わせて、地域一体で様々な取り組みが行われている。そんな取り組みに運送業者として、出来ることはないかと思案した結果、ラッピングトラックを走らせようということになったのだという。そこには、浜松ならではの「やらまいか(やってみよう)精神」もあると渡辺社長。 NHKのコンテンツを使用すると権利料が発生することから、市の了解のもと浜松市の家康くん、直虎ちゃんキャラクターを使用し、直虎の舞台になっている龍潭寺や浜松城を背景としたデザインを新たに創作してラッピングしているほか、市が創作したキャラクターデザインをラッピングした2種類のナオトラックがある。 地域活性化への思いを乗せて走るナオトラック。そうした地域の思いが実はNHKの大河ドラマを支えているのかもしれない。