【阪神】佐藤輝明選手の2軍降格は「すごくいいタイミングで決断されたと思う」 近本光司選手の3番起用をどう見る?前監督の矢野燿大氏が解説
「佐藤輝の魅力はむちゃくちゃあるが、“先行投資”の時期はもう終わりかけてる」
―――最後に、三塁手の話です。佐藤選手が15日に2軍に降格となりましたが、いかがですか? 「佐藤輝は1年目から1試合3本塁打を放ったり場外ホームランを打ったりと魅力はむちゃくちゃあり、僕のときはその魅力に対してどんな状態でも使っていくっていう時期だったと思うんです。でもこれからは、自覚してお前が上がってこいよっていう。“先行投資”の時期はもう終わりかけてるので。やっぱり14日の試合のエラーで岡田さんが、球際とか執念とかそういうところの気持ちが(佐藤選手に)足りないと考えたっていうところでいうと、もうそろそろ輝自身が“使われる”じゃなくて“俺を使ってくれ”というものにしていかないと駄目だと思うんで、僕はすごくいいタイミングで岡田さんが決断されたと思いました。チーム内も納得できると思うんですよ。だからすごくいいタイミングだったなと僕は思っています」 ―――代わってサードに入っているのが、糸原健斗選手と渡邉諒選手です。 「糸原は試合に出ないときでも、去年も、悔しい中でも一生懸命声を出したりとか。そして、しぶといバッティングでランナーを返せますし。渡邉は2軍から上がってきて、左投手のときは渡邉っていうカードも切れるんで。本当に層が厚いからこそ打順も変えられるし、いろんなポジションのところを埋められるっていう。いろんなことができるっていうのがタイガースの強みですよね」 ―――糸原選手はすごく声を出しているのですか? 「お手本なんです。原口と糸原が声を出してくれていて、そういうところを若手の前川(右京選手)とか森下(翔太選手)とかが見ているんで、先輩の姿は受け継がれていく形になると思います」 (2024年5月20日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
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