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昭和すぎるCMがクセになる~ 通販事業「夢グループ」とは〈週刊朝日〉

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「社長行きつけのスナックのママを、CMに連れてきたんじゃないの?」  そう感じた自営業の男性(68)のような人は多いかもしれない。“ステイホーム”でテレビを昼間つけると、やたらと出合う「夢グループ」の通信販売の宣伝のこと。 「涼しい~」「安い~」「ありがとう~社長~」  少しなまった社長の商品説明に、実は夢グループ所属の歌手だという保科有里が、甘い声で合いの手を入れる。なんだ?この“昭和ワールド”。  東京都文京区にある夢グループの本社を訪れた。あのボクトツな説明の石田重廣社長(62)が出迎えてくれた。なんと身長は180センチという。「えっ、あやしいですか?(笑) 夢グループは通販と芸能の2本柱でやっておりまして……」  CMのまんまのしゃべりでの説明によると、社長は福島県出身。19歳で上京し、本や百科事典、地球儀などの飛び込み営業を経て、30代で中国や香港などから商品を仕入れて日本で売る通販を始めたという。最初のヒット商品は、香港から買い付けたシルクパジャマ。「折り込みチラシをパソコンを使って手作りしましてね。ダサい宣伝でもしっかり伝われば、モノは売れることを知りました」 「安い~」の保科さんらが所属する芸能部など、芸能の仕事を始めたのも、シルクパジャマがきっかけ。広告に使うイメージキャラクターを探すうち、芸能界とのパイプができた。  最初の所属となったのは兄弟デュオ「狩人」。そのため2003年当時の社名は「有限会社あずさ2号」。のちに「株式会社夢グループ」に変更し、現在は小林旭、黒沢年雄、チェリッシュ、三善英史といった歌手らが所属する。  所属歌手だけでなく、あいざき進也、あべ静江など昭和の有名歌手を集めた「夢スター歌謡祭 春組対秋組歌合戦」なるコンサートも全国各地で開催。その数なんと、609会場825公演(2019年度)に及ぶという。  通販のCMは当初、所属の有名歌手らを起用していたが、5年ほど前からは社長自らが出演。「通販というのは、顔が見えない商売。『社長を出せ』という電話のクレームも多く、心が折れそうになっていたころですね。だったら社長の私が責任をもって商品を説明しようとなったんです」

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