勉強系の習いごと、みんなは何をいつから始めるの? いくらかけているの?
親は自分の子どもに少しでも良い教育を受けさせ、将来安定した生活ができるように望むものです。そのために、まだ子どもが小さい頃から、さまざまな習いごとをさせようと考えますよね。 文部科学省の「子供の学習費調査」によると、1年あたりの「学校外活動費」は公立幼稚園で8.3万円、私立幼稚園で16.5万円、公立小学校で21.4万円、私立小学校で64.6万円となっています(※1 100円以下は切り捨て)。 そのうち学習塾等の「補助学習費」をみると、公立幼稚園では2.3万円、私立幼稚園では4.8万円、公立小学校では8.2万円、私立小学校では34.8万円となっています。 小学生のいる家庭では1ヶ月あたり公立で6833円、私立で2.9万円かかっていることになります。
勉強系の習いごとは、未就学児の頃から始める人が過半数
それでは、学習塾など勉強系の習いごとについて、いつから始めているか、何を習わせているのでしょうか。 C Channel株式会社(本社:東京都目黒区)が運営するママ向け動画メディア「mamatas」のInstagramフォロワーに対し、「令和ママの新常識~教育編~」として、子どもの教育についてのアンケートを実施しましたので、その結果をみていきましょう。 学習塾や通信教育など、子どもの勉強系の習いごとを何歳から始めた、あるいは始める予定か尋ねたところ、「3~5歳」が40%と最も多い結果に。 次いで「6~8歳」(23%)、「9歳~」(21%)、「0~2歳」(16%)となりました。未就学児の時点で習いごとを始める人が56%と、過半数を占めています。理由をみると、「子どもがやりたいと言った」「語学系は早い方がいい」といったコメントが寄せられました。
勉強系の習いごとをしているのは49%
勉強系の習いごとをしているのは49%で、内訳は「通信教育」が21%、「塾」「英語」がいずれも14%でした。 通信教育や塾に何のために通うか聞くと、「小学校の勉強のフォロー」が43%と最も多く、次いで「習いごとの一環」が33%、「親の時間がない」が16%で、「中学受験のため」は8%でした。 住んでいる地域にもよりますが、中学受験を見据えて勉強系の習いごとをさせる人は少数派で、学校の勉強のフォローなどが目的の人が多いことが分かりました。また、親が働いている場合、学童保育の代わりに行かせている人もいるようです。 小学生ママに、コロナ禍でオンライン学習の習いごとを試したか聞いたところ、「はい」と答えた人は21%でした。 「はい」と回答した人に、オンラインの習いごとは定着したか尋ねると、40%が「やめた」、31%が「リアルに切り替えた」と回答しており、7割が定着しなかったようです。子どもの習いごとで、オンラインはモチベーションを保つのが難しいのかもしれませんね。