中日の小笠原慎之介がポスティング申請も米メディアは「佐々木朗希ほどエキサイティングではない。移籍先が決まるまで1か月以上かかる」と厳しい評価…その理由とは?
中日からメジャー移籍を目指す小笠原慎之介(27)のポスティングがMLBに正式申請され受理されたことが10日(日本時間11日)明らかになった。ラテン系選手のニュースに強いフランシス・ロメロ記者が報じたもの。米専門サイト「トレード・ルーマーズ」は三振率の低さを問題視し「佐々木朗希ほどエキサイティングではない」とし移籍先の決定まで1か月以上を要することを予想した。ただ菊池雄星(33)がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約94億円)の大型契約を結ぶなどFA市場の価格高騰傾向が追い風となり、2年1200万ドル(約18億2400万円)以上の契約を勝ち取る可能性があるという。 【表】2024年現役ドラフト…第2の大竹や細川は?
ついに中日の小笠原がポスティング申請された。現地時間10日にも30球団へ通知されて45日間の契約交渉が解禁される。しかし、ストーブリーグの情報に詳しい米サイト「トレード・ルーマーズ」は「佐々木朗希よりエキサイティングではない」と、すでにポスティング申請を終えた千葉ロッテの“令和の怪物”に比べて評価がそれほど高くないことを伝えた。 「各球団がどれほどの関心を寄せるかは不明。小笠原はNPBである程度の成功を収めているが、山本由伸や今永昇太ほどではない」と続け、厳しい評価の理由として、三振率の低さを指摘した。 小笠原は、東海大相模高から2015年のドラフト1位で中日に入団し、9年間で161試合に投げ、46勝65敗、防御率3・62の成績を残した。同サイトによると、通算951回1/3イニングを投げているが平均の三振率は18.9%。2022年には24%だったが、2023年は20.1%、今季は13.6%まで低下している。メジャーの近年の平均である22%~23%を大きく下回っている。今季カブスで15勝3敗と大活躍した今永のNPB時代の三振率は25%だったことも紹介した。 今季は24試合に投げ、5勝11敗と大きく負け越したが、防御率は3.12で4年連続で規定投球回数もクリアした。9年の平均防御率は、3.62で「各球団はストライクゾーンで勝負して打たせてとるスタイルがメジャーでも通用するか疑問に思っているのかもしれない」と指摘した。 ただ一方で、同サイトは27歳という年齢を「魅力ある資質」と評価。 「最近の三振率の低下は少し気になるが、2024年には四球率を3.7%に下げ、防御率も良かった」と付け加えた。まだ身長1m80はメジャーでは小さい部類に入るが、今永も1m78で問題はないと見ている。
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