【更年期症状】女性ホルモン減少のせい?薄毛、抜け毛、髪にツヤがない、爪が割れる原因と対処法
髪質の変化、感じていませんか?
髪にコシやツヤがなくなって、パサつきが気になる、シャンプーで抜け毛が増え、髪の量が少なくなった気がする……なんてことありませんか。 【この記事の写真を見る】 また、爪のツヤがなく、爪にスジができる、すぐ割れるようになったという悩みも聞きます。ネイルをすると爪が傷んで割れるので、好きなネイルができなくなって悲しいという人も。髪や爪も、肌と同様、更年期になると老化を感じやすく、気持ちが沈みますね。これも女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少するからなのでしょうか?
コラーゲンや毛母メラノサイトが低下
更年期によるエストロゲンの減少は、抜け毛、乾燥など、さまざまな髪の変化に影響します。 毛根部の老化とともに、髪にもさまざまな症状が現れます。その症状は、髪に元気がなくなり、抜け毛、切れ毛が増え、髪にツヤがなくなって、パサつきが起こる、髪が細くなりボリューム感がなくなって地肌が見える、白髪が増えるなどです。 血液の循環が悪くなると、毛細血管にまで血液が届かなくなり、毛根部に十分な栄養や酸素が行き届かず、髪が弱ってくるのです。また、髪をつくる毛母メラノサイトの機能が低下するため、毛母が消失して新しい髪がつくられにくくなります。髪が黒く見えるのは、毛根部に含まれるメラニン色素によるものですが、毛根部が老化してメラニン色素の生成が低下したり、停止したりすると白髪になります。 エストロゲンには、カルシウムやたんぱく質、コラーゲンなどの生成を助ける働きがあります。エストロゲンの分泌が低下すると、徐々に肌や髪だけでなく、爪も弱くなります。頭のてっぺんから爪の先まで、エストロゲンの影響が現れるのです。
髪のための頭皮マッサージとは…
血液の循環が悪くなると、毛細血管にまで血液や栄養が届かなくなるので、頭皮の血行を良くするために、マッサージしましょう。育毛剤を使ってもいいでしょう。 また、ホホバオイル5mlにローズマリーのアロマオイル1滴の割合でブレンドして使うと、頭皮のためのマッサージオイルになります。もむ、押す、軽くたたくなど、血行をよくするマッサージをします。入浴時はもちろんいいですが、仕事や家事の合間に行なっても、気持ちよくてストレス解消にもなります。 髪の毛のブラッシングは、根本から無理に溶かすと、髪も頭皮も傷めます。毛先から少しずつ溶かしていくのがコツ。 髪のためには、頭皮を守ることが大切。刺激の強い日光もよくありません。また、洗浄力の強過ぎるシャンプーも避けましょう。熱いドライヤーも頭皮を傷め、抜け毛の一因になります。