EU 移民問題めぐりベラルーシに追加制裁
東欧のベラルーシと、EU=ヨーロッパ連合のポーランドの国境などに大勢の移民が押し寄せている問題で、EUは、ベラルーシへの新たな制裁を科したと発表しました。 ベラルーシとポーランドの国境付近では、ベラルーシ側が設置した物流倉庫に、国境を越えられない大勢の移民が避難したままとなっています。 こうした中、EUは2日、ルカシェンコ政権が経済制裁に対する報復のため、移民を意図的に送り込んでいるなどとして新たな制裁を科しました。 送り込みに関与しているとされるルカシェンコ政権の高官など17人と航空会社など11の団体が対象で、資産を凍結したほかEU域内への渡航を禁止するなどしています。 EUは、去年8月のベラルーシの大統領選以降、市民の抗議デモを弾圧したなどとして、これまでも制裁を科していて、今回が5度目です。