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自家栽培ブドウでワイン製造 大迫に移住5年、東京出身の鈴木さん【岩手】

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岩手日日新聞社

 花巻市集落支援員の鈴木寛太さん(29)=東京都出身=は、同市大迫町の圃場(ほじょう)で自ら栽培したブドウを使いワインを製造、販売している。大迫に移住して丸5年。地域の自然の恵みを生かした特産品を提供する側になり、「自分の作ったブドウやワインをおいしいと言ってもらえるのがうれしい」と喜びを感じている。  2015年8月、市地域おこし協力隊として赴任。18年春に就農し、町内で生食用のキャンベルと醸造用品種ロースラーを栽培している。19年産ロースラーは2トンほど収穫でき、このうち1600キロほどを同町のエーデルワインに出荷。残りの約350キロを使い、同社に委託醸造してワイン348本を製造した。  出来上がった「KANTA WINE」は濃い色合いでプルーンを思わせる香りが感じられ、果実味と酸味のあるフレッシュな味わい。本県ゆかりの漫画家やデザイナーにラベルのデザインを依頼した。酒類販売免許も昨年取得し、自宅や郵送などで販売に対応している。飲食店の注文も入るなど既に完売状態で、「『こういうワインを飲みたかった』と褒めてもらえたのが特にうれしかった。買ってくれた人たちに感謝したい」と製造1年目の手応えを振り返る。  今年もブドウの収穫期を迎え、さらに製造本数を増やすことを検討中だ。「19年産ワインは若い味がしたが、今年はさらに飲み応えのあるものに挑戦してみたい」と色付いたブドウを見詰めつつ、「自ら生産することで苦労ややりがいを実感し、農家やブドウとより深く関わることができている。大迫のブドウの歴史を多くの人に知ってもらえるように力を入れたい」と意欲を新たにしている。  ワインに関する問い合わせは鈴木さん=080(6518)0864=へ。

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