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拠点外の避難解除や除染、来秋まで方針を 復興相に大熊町長要請

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福島民報

 大熊町の吉田淳町長は三十日、東京電力福島第一原発事故による特定復興再生拠点区域(復興拠点)から外れた地域の避難指示解除時期や除染方針を、来年の秋までに示すよう国に求めた。町役場を視察に訪れた平沢勝栄復興相との会談後、報道陣に示した。  町の復興拠点は二〇二二(令和四)年春に解除される予定。解除時期から逆算すると、来年の九月下旬にも解除に向けた住民対象の説明会が開かれる見通しという。吉田町長は「説明会では復興拠点解除の賛否より、拠点外の取り扱いを明確にするよう求める住民の声は大きくなるはず。それまでには時期や除染方針を示すべきだ」と強調した。  平沢氏には帰還困難区域全域を除染しての解除や国際教育研究拠点の双葉郡への整備、必要な復興財源の確保などを求める要望書を提出した。    ◇   ◇  三十日に来県した平沢復興相は、帰還困難区域を抱える浪江、富岡、双葉の三町長とも会談した。  吉田数博浪江町長は特定復興再生拠点区域(復興拠点)の範囲を拡大し、避難指示解除に向けた動きを順次進められるよう、解除に関する方針と時期の提示を求めた。中心市街地活性化や移住定住促進に向けた支援なども要望した。

 宮本皓一富岡町長は二〇二三(令和五)年春の避難指示解除を目指す復興拠点で既存商業施設の再開や新たな商業施設の立地が進むような支援策を要望した。拠点外について復興に向けた工程を早期に示し、除染を早急に実施するよう求めた。  伊沢史朗双葉町長は町の現状を説明し、住民帰還促進と新規居住者確保に向けた施策実施のサポート、町内全域の避難指示解除に向けた方針の見通しや具体化、二〇二二年春ごろの復興拠点の避難指示解除に向けた確実な支援などを求めた。  平沢氏は各町長との会談を終えた後、いわき市の双葉町役場いわき事務所で報道陣に「各町長の悩みや苦しみを聞いた。復興相であると同時に県人として、知事や各町長と同じ気持ちで、今まで以上に古里再生を前に進めていきたい」と意欲を語った。

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