ほこりと一緒に厄落とし 関善光寺で大仏のすす払い 迎春準備進む 岐阜県関市
関市の関善光寺で11日、高さ5メートルの大仏のほこりを払う年末恒例の「すす払い」が行われました。 関市の重要文化財に指定される関善光寺の「丈六仏阿弥陀如来」は、約500年前に造られた県内最大の木像仏で、安産のご利益があるとして広く信仰されています。 大仏殿では毎年年末にすす払いが行われていて、佐藤舜海住職ら計5人が参加しました。 ※記者による報告 「こちらの竹を使ってすす払いを行い、気持ちよく新年を迎えていきます。先にはササの葉が付いていて、大仏の金箔を傷つけないことがポイントだそうです」 佐藤住職らは長さ4メートルの竹を使って、大仏の頭や肩など普段手が届かない場所についたすすやほこりを丁寧に払い、ことし1年の汚れを落としていきました。 ※関善光寺 佐藤舜海住職 「ほこりとともに厄やけがれを落として、新たな気持ちで来年が迎えられますようにお掃除をさせていただきました。来年も新たな気持ちで迎えられればいいのではないかと思います」
関善光寺では初詣の人出を約1万人と見込んでいて、年末にかけて門松や除夜の鐘のライトアップなどの準備が進められます。