賞金ランク1位の平田憲聖、66と伸ばして通算2アンダー10位浮上 「いつも通りのラウンドができた」/国内男子ゴルフ
日本シリーズJT杯第2日(29日、東京・よみうりCC=7002ヤード、パー70) 19位から出た賞金ランク1位の平田憲聖(ELECOM)は4バーディー、ボギーなしの66で回り通算2アンダーの10位まで浮上した。「昨日より風がなかったので、その辺で比較的優しく感じた。自分のショットやパッティングの調子自体も昨日よりいい感覚があった。ストレスなく、うまくまとめられた」と満足げに振り返った。 賞金ランク6位までが賞金王の可能性を残している今季最終戦。前日は賞金ランク上位3人のペアリングで独特の緊張感も漂い、「メンタル的に思うような動きができていない」と苦しんだが、この日は「いつも通りのラウンドができた」という。前日ボギーだった5番(パー4)では第2打をグリーン奥に外して、第3打はピン手前5メートルまでオーバー。「きょうもボギーか」と脳裏にはネガティブなイメージもよぎったが、これを沈めてパーセーブした。「大きかった。流れを決めるパーセーブだった」と直後の6番(パー5)で初バーディーを奪うと、その後も順調にスコアを伸ばした。 「きょうは練習はしない。体を休める方にちょっと時間を使いたい」。初の賞金王へ、クールな24歳が歩みを進める。