熊本市電のドア開け走行 機器取り付けミスが原因
熊本朝日放送
1月に熊本市電で発生した重大インシデント「ドア開け走行」をについて、国の運輸安全委員会は機器の取り付けミスなどが原因と結論づけました。 この重大インシデントは1月、熊本市電が左側の乗車ドアを開けた状態でおよそ74メートル走行したものです。 運輸安全委員会の調査報告書によると、開閉を検知するためドア上部に設置された棒が本来とは逆の向きに取り付けられ、ドアが開いている状態を検知できなかったと考えられるとしています。 また運転士が出発時、本来必要な車内鏡での確認を怠ったと指摘しています。 熊本市交通局は同じ型のすべての機器の取り替えを済ませており「組織の見直しや施設の整備を進めインシデントを繰り返さないようにする」としています。