文大統領を「公開非難」した北朝鮮…南北関係は「悪化の一途」
ムン・ジェイン(文在寅)韓国大統領による対北戦略が連日 もつれている。北朝鮮が再び文大統領に対して露骨に非難したことで、南北関係は ますます悪化している状況である。 【写真】もっと大きな写真を見る また 米国も、ジョー・バイデン米大統領とキム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮労働党総書記の会談に対して線を引くなど、文大統領の朝鮮半島平和プロセスが座礁の危機に直面している。 青瓦台(韓国大統領府)はきのう(30日)、キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党中央委員会宣伝扇動部副部長の露骨な談話に対して「遺憾だ」とし「北朝鮮も、対話の意志を示すことを願う」という基本的立場を伝えた。青瓦台の核心関係者は、これ以外の発言をすることはなかった。適切な対北戦略の再考に、難しさを感じているようである。 北朝鮮のこのような性質とともに、米国もまた 北朝鮮との対話に興味をもっていない状態である。米ホワイトハウスは29日(現地時間)「バイデン大統領は、キム総書記と会う意向はない」と伝えた。ホワイトハウスの報道官は「バイデン式の接近法は(ドナルド・トランプ前政権とは)非常に異なるものだ」とし「(キム総書記とは)会う意志がない」と伝えている。 これは 事実上 文大統領の米朝対話推進が、“答えの返ってこない呼びかけ”になったかたちだ。文大統領は去る26日「今は南北と米すべてが、対話を続けていくために努力する時だ」とし「対話の雰囲気を困難にすること(北によるミサイル発射)は、決して望ましくない」と発言し、米朝対話を求めている。 このような発言にキム副部長は、文大統領を「南朝鮮の執権者」と言及し「米国産オウムと褒めても怒ることはないだろう」と批判し、南北関係を冷ややかにさせた。 このような中、一旦 今週 米ワシントンDCで開催される日米韓3か国安保室長会議に視線が注がれることになる。バイデン政権による対北政策の最終段階で、ソ・フン(徐薫)国家安保室長が より融和的な政策を引き出せるかが「鍵」になるものとみられる。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp