パルスオキシメーターの使い方
日テレNEWS24
新型コロナウイルス感染で自宅療養の方が増えています。 そして、体調が急変して亡くなるケースも相次いでいます。 自分の体調の変化をどう知るのか? 把握するのに有効とされるのがパルスオキシメーターです。 使い方と注意点、そして「これをやったらダメ」についてお伝えします。
●使い方
使い方、といっても簡単です。 クリップになっている本体に人差し指を挟むだけ。 すぐに、血中酸素飽和度と脈拍が表示されます。 (メーカーによって計測方法や表示は多少異なります)
●血中酸素飽和度とは
SpO2と呼ばれている、血液中の酸素の量のことです。 体調不良などを起こしていると数値が低下することがあります。 パルスオキシメーターは指先に特殊な光を当てて、動脈の血流を検知するなどして計測します。
●NG行為は
次のうち、正しく計測できないのはどれでしょう? 1)爪が伸びている時 2)マニキュアをしている時 3)手が冷えている時 4)ドキドキしている時 答えは…1から4の「全部」です。 理由は以下の通りです。 1)爪が伸びている 指を計器の奥まで入れる必要がありますが、爪が長いと奥まで指が入らず正しく計測するのが難しくなります。 2)マニキュアをしている 計測するための光がマニキュアで遮られてしまうことなどから、正確に計測できません。 3)手が冷えている 血管が収縮するため正しく測定できません 手が冷たい時はマッサージをするなどして温めてから計測してください。 4)ドキドキしている時 激しい運動のあとは正常に計測することができません。 しばらく安静にしてからはかりましょう
●注意点
パルスオキシメーターは新型コロナウイルスに感染しているかどうかが分かるものではありません。 医師などの指導のもと体調の変化をみるために使うものです。 血中酸素飽和度の数値も、あくまでも医師などが状態を判断するためのものです。 ご自身で判断せずに医師などの指示を仰いで下さい。 またメーカーによりますと、最近パルスオキシメーターが手に入りにくい状況になっています。 本当に必要な人にはかってもらうためにも健康な方や感染していない方が購入するのは控えてください。