大谷翔平の兄・大谷龍太氏が社会人野球トヨタ自動車東日本監督に1月就任「野球を通じた東北の活性化」
社会人野球のトヨタ自動車東日本は11日、ドジャース大谷翔平投手(30)の兄・大谷龍太氏(36)が来年1月から監督に就任すると発表した。 【写真】弟・翔平のパネルを持つ兄・大谷龍太氏 新監督に就任する大谷氏が、チームを通じてコメントを発表した。 ◇ ◇ ◇ このたび、トヨタ自動車東日本硬式野球部の監督に就任させていただくことになりました大谷龍太と申します。 弊社硬式野球部は2012年に発足し、今年で13年目を迎えました。 私自身、初年度よりチームに携わっており、このチームに対する思い入れは非常に強く、今回、このような光栄な機会をいただき、大変感謝しております。 「会社の一体感向上」と「野球を通じた東北の活性化」をチームの使命とし、都市対抗・日本選手権の2大大会に常に出場できる強いチームを目指してまいります。 また、東北に根差し、地域に愛されるチーム作りを進めてまいります。そのためにも、一勝への執念を持ち、全力プレーで真正面から戦っていく所存です。 最後に、会社および野球部に関わるすべての方々に感謝し、皆さまと幸せや感動が共有できるよう、日々邁進(まいしん)してまいります。今後ともご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。 ◆大谷龍太 おおたに・りゅうた。1988年(昭63)3月20日生まれ、奥州市出身。前沢高を卒業後、水沢駒形野球倶楽部、四国IL・高知を経て、12年にトヨタ自動車東日本へ加入。コーチ兼外野手としてプレーし、18年には都市対抗に出場。22年からはコーチに専念していた。187センチ、90キロ。右投げ右打ち。 ◆トヨタ自動車東日本野球部 12年春、関東自動車工業野球部として岩手県野球連盟に登録された。静岡県で活動していた関東自動車工業野球部は05年に休部したが、12年春に岩手工場がある金ケ崎町で復活し、四国ILでプレーしていた大谷龍太ら選手13人でスタートした。12年夏にはトヨタグループ2社との統合によりトヨタ自動車東日本となった。18年に都市対抗出場。出身のプロ野球選手は13年西武ドラフト5位の山口嵩之投手。本社所在地は宮城・大衡村。金ケ崎町には岩手工場、グラウンド、合宿所がある。