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The 1975のマシューが語る、怒りと希望のメッセージ「美しさはこの世で一番鋭い武器」

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Rolling Stone Japan

通算4作目となる最新アルバム『Notes On A Conditional Form』(邦題:仮定形に関する注釈)を5月22日にリリースするThe 1975のフロントマン、マシュー・ヒーリーとの電話インタビューが実現。新たな傑作を作り上げた彼が、相思相愛の日本で暮らす若者たちに語りかける。 【ライブ写真】The 1975、2019年のサマーソニック(全22点) 「僕は、ロックスターとして生きてないよ」――思っていた通りの言葉が、マシュー・ヒーリーの口から出てきた。 アルバム3枚連続全英チャート1位を獲得し、グラミー賞やBrit Awardなど世界中で受賞・ノミネートを達成した賞は枚挙にいとまがない。ここ日本でも、サマーソニックに2013年から計4回出演し、そのたびにステージのランクを上げ続け、今年開催予定の「SUPERSONIC」ではヘッドライナーを任されている。The 1975が2010年代を牽引し、そして2020年代をも牽引するバンドであると評することに異論はないだろう。 そんなトップバンドのフロントマンが、「僕はスターじゃない」と自ら言う。現在のThe 1975をロックスターだのポップスターだの囃し立てているのは、世界中の我々のようなメディアでしかないのかもしれない。全22曲・80分超えの大作『Notes On A Conditional Form』を聴けば、名声を手にした今もマシューが「無敵のロックスター」ではないことがよくわかる。彼は、田舎で暮らす少年と同じように、はたまた、海に囲まれたこの島で暮らす私たちと同じように、人間関係に悩み、落ち込み、未来に不安を抱き、社会に抗い、ときに絶望し、それでも「愛」を抱えている。遠く離れた富裕層の立場などから物申したり社会的アクションを起こしたりするのではなく、今の混沌とした世界を生きる一人の人間としての目線で誠実に創作と発信を続けているからこそ、The 1975は、作り物やフェイクをすぐに見破るネット時代を生きる世代から絶大な信頼を得ているのだ。 メンバー4人自身の音楽史が丸見えのような、実に様々なジャンルの要素を用いてサウンドメイクしながら、マシュー・ヒーリーのストーリー、心の脆さ、名声を得ていく中での苦悩を正直に描き、今の時代を生きる人々に語りかけと問いかけを混ぜ込んだ、ニューアルバム「Notes On A Conditional Form」が、とても美しい形で完成。そう、「美しさ」が生きる上でどれほど大切で、The 1975がどれほど重んじているのかを、このインタビューでは改めて知ることができた。そこからゲットすることのできたマシューの言葉たちを、ここに記す。

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