名古屋グランパス・パトリック、『タイトル獲得』有言実行の1年振り返る 来季へは「契約があれば」と名古屋への思い語る
名古屋グランパスのFWパトリック(37)は23日、愛知県豊田市のクラブハウスで開かれた外国にルーツのある子どもやその家族向けの学習会に参加し、自身の体験談や考えなどを伝えた。 2013年に川崎入りし、日本で12年目となる。「来日したときから、日本で長く過ごしたいという思いで、奥さんも同じ考えだった。一番最初に2人で話し合ったことは、息子を日本の学校に通わせようっていうことだったが、今までしてきたことの中で一番良かったことだと思う」と当時を懐かしんだ。 今季、京都から加入すると、8月7日の京都戦(サンガS)でJ1通算100得点を記録するなど、リーグ戦で5得点。ルヴァン杯でも勝負どころで決め、決勝進出に貢献した。「今年の最初に『目標は何か』と聞かれて、タイトルを獲得することと答えたことを覚えている。こうやってタイトルを獲得しないと、クラブの歴史に名を刻むことはできないと思う」と有言実行の1年を振り返った。 来季へ向けては「まずは、契約があれば」と名古屋への思いを語った。「オフはブラジルに戻って家族とゆっくりして、メンタルも休めて、エネルギーを補給し、補給して、もっと強くなって戻ってくることができれば」と38歳になるシーズンへ意気込んだ。 イベントは、外国人の児童、生徒の学習言語の習得を応援する特定非営利活動法人「にわとりの会」(愛知県小牧市)との共催で、黒須功太通訳らも登壇した。
中日スポーツ