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2020年WRC第5戦ラリー・トルコ “距離短縮の悪路ラリー”

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J SPORTS

コロナ騒ぎは世界レベルのスポーツ界にも大きな影響をもたらし、あらゆる競技が中止、延期の影響を受けています。WRCでは既に9月となって通常では年間チャンピオン争いの話題たけなわな時期ですが、まだ5戦目が開催されようとしています。年初14戦の予定がジャパンの中止を含む多くのイベントに影響を与え、結局今後の予定は今回の第5戦トルコ、第6戦は予定していたドイツが中止され10月8日―11日でイタリア、第7戦ベルギーをもってシーズン終了となります。

今回のトルコは通常のWRC規則のSS総距離300キロ程度でなくSS 12本223キロで開催されます。有名な保養地マルマリスをベースに海岸線の背後の丘陵地帯で行われるこのラリーですが、まだ気温が高く路面は瓦礫が多くカーブが連続しているため車速が遅くエンジン冷却が不十分で、サス・エンジン・ドライバーそれぞれの負担が大きく辛いラリーになるでしょう。先行スタートのグループにはこれが特に大きなハンデとなります。SS距離が通常より短いので悪路でのスプリント走行が強いられるため、車をいたわりつつ“賢い”走行が求められことでしょう。

前戦のエストニアでヒュンダイがワン・ツーフィニッシュでトヨタは3位・4位でした。その結果ドライバーポイント累計ではトヨタのオジェ、エヴァンスがリードしていますがヒュンダイのタナクが迫ってきました。ヒュンダイのオジェはエストニアでノーポイントとなり大分離されました。メーカーポイントではトヨタ79、ヒュンダイ70で拮抗状態です。SSが短くなった激しい争いは車両トラブルを生みやすく、ここで勝つには実力の他に幸運が必要です。ヒュンダイはタナク、ヌーヴィルに加えて大物の元世界チャンピオンであるセバスチャン・ローブを投入し勝負をかけてきました。ローブは優勝しなくても上位入賞してトヨタ車の順位を下げるのが目的でしょう。

L-2には32キロのSSが2本、L-3には38キロが2本ありこの辺が勝負どころかと思います。 文:福井敏雄

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