美しき復讐!セレブたちの“リベンジドレス”特集
ドレスはエンパワーメントツールとして使うこともできれば、過去に愛し合った人を後悔させるための方法の一つでもあると考える人も多い。それほど、女性にとってドレスは特別であり、想いを雄弁に語るもの。自らの気品や美しさをアピールすることで、相手や世界を圧倒した“リベンジドレス”を紹介。
「ドレスは口ほどにものを言う」ダイアナ元妃
“リベンジドレス”が広く知れ渡るようになったきっかけは、1994年にダイアナ元妃が着用して、今なお永続的に印象を残す伝説のブラックドレスだ。 チャールズ皇太子と2年間の別居の末、ダイアナ元妃は雑誌『ヴァニティフェア』が毎年開催する恒例のチャリティパーティに参加した。奇しくもパーティ当日は、チャールズ皇太子がカミラ夫人との長年の不倫関係を認めたテレビ番組が報道された日。 ダイアナ元妃が不倫問題や破綻した結婚生活について口にすることは一切なかったが、デザイナーのクリスティーナ・スタンボリアンが手がけたオフショルダーでミニ、しかもボディコンシャスな大胆ドレスをまとった元妃の美しさに世界が息を飲んだ。 口で語らずとも、ドレスは雄弁に想いを語っている。
「その美しさでライバルを圧倒」ベラ・ハディッド
ベラ・ハディッドは間違いなくダイアナ元妃の“リベンジドレス”の継承者の一人。彼女はかつてのボーイフレンド、ザ・ウィークエンドと新しい恋人セレーナ・ゴメスが招待されたメットガラの場で、「アレキサンダー・ワン」のタイトなレースジャンプスーツで登場。その輝きで新しいカップルに影を落とした。
「不穏なイメージを一蹴したシャネルのドレス」ジェニファー・アニストン
スキャンダルに対し全世界の意見は真っ二つに別れた。映画『Mr.&Mrs. スミス』でブラッド・ピットはアンジェリーナ・ジョリーと恋に落ち、愛に狂い、5年間連れ添った妻のジョニファー・アニストンと離婚した。 テレビドラマ「フレンズ」で人気を博した彼女だったが、夫を略奪されて離婚というイメージは女優としてのキャリアを複雑なものにしかねなかった。離婚後のレッドカーペットで、輝く「シャネル」のドレスを身にまとった彼女は、最高にシックで美しく、メディアによって作られた不穏なイメージを見事に一蹴した。
「醜い噂を気品で一掃」キャサリン妃
キャサリン妃義母と同じく、キャサリン妃にも“リベンジドレス”という望まぬ機会がもたらされた。 2019年6月、ウィリアム王子の不貞の疑いがスキャンダラスにマスコミを揺さぶった時、キャサリン妃はデザイナーのバーバラ カサソラ(Barbara Casasola)が手がけた、肩を露わにした白いドレスを着用して笑顔を絶やさなかった。 それは、最もひどい噂を気品さによって一掃するのに十分過ぎるほどだった。