工藤静香さんが20年以上所有する愛車のフェラーリに迫る! 特注の内装とソロデビュー35周年への思いとは?
気になる人の「愛車の履歴書」をたずねるシリーズ第6回。工藤静香さんの巻の後編ではフェラーリ「F355」とのエピソードやソロ・デビュー35周年に関する思いを語ってもらった。工藤静香ファン必読! 【写真を見る】こだわり抜いた特注のインテリアを徹底チェック!
こだわりの内装は特注!
ポルシェを3台乗り継いだ工藤さんは、人生初のフェラーリを新車で購入する。それは「F355」の6速マニュアル・トランスミッションだった。 ボディカラーはブラックで、内装色はなんとパープル。「日本に輸入されたあと、特注でブラックから変えたんです」と、工藤さん。 「実は3トーンなんですよ。おなじ紫でも場所によって色合いが異なります。納車前に変えたので、初めて見たときはこの組み合わせでした」 実車と対面したときの印象を訊くと「派手だなぁ」と、ひと言。ちなみにボディカラーはホワイトも悩んだという。 「白と紫の組み合わせだったら、もっと派手だったでしょうね(笑)」 ちなみに、F355を選んだ理由は前編でも記したようにエクステリア・デザインが好きだったから。取材日、筆者が所有する「360モデナ」もあったが、工藤さん曰く「前にカーブがあると男性的な筋肉美を感じます。F355は前にカーブがなくヒップラインにカーブがあるのが女性らしくて私は好きでした」。それもあって、F355をずっと乗っているのだ。
独身時代の大切な思い出
F355を持ち続けているのには理由がある。 「自分のために買ったクルマはフェラーリが最後だったんです。あとは家族と共有する非常に素晴らしい日常のクルマなので、このF355は自分の楽しみとして、このまま持っていたいなぁと思い、ずっと所有しているんです」 F355はツーシートなので、「上の子が生まれてからも、フェラーリで移動していました。ふたりになってからはしばらく、ポルシェ(911カレラ4カブリオレ)を使っていましたね」 F355は仕事の移動にも使っていたそうで、歌番組へ出演するときも、マネージャーを隣に乗せて、工藤さん自ら運転し、現場に入っていたという。 プライベートではどのような場所へ出かけたのか? 「海とか山へよく行っていました。煮詰まったら、ひとりでふらっとドライブに行っていたんです。箱根とか山中湖とか湘南とか。千葉にも行きました」 今まで大きなトラブルがあったのかどうか訊くと「とくにないですね」と、答えたあと、「あ! 今回の取材前にバッテリーがあがってしまったのが初のトラブルかもしれません(笑)」。 工藤さんが所有するフェラーリ、かなり信頼性が高いようだ。