Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

もはや人災 感染拡大止まらぬ米国 政治優先し対策置き去り トランプ政権

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
47NEWS

 ロックダウン解除後のコロナ対策本部の戦略は、徹底検査による感染者特定と接触者追跡による感染疑い者の一時隔離で、クラスターを潰すことだった。検査結果を得るのに何日もかかり、無症状の感染者が感染を広げている状況では、接触者追跡も隔離も満足にできない。結果として経路不明の感染が増えていく。  一方、新型コロナ患者用の病床やICUが満床に近い病院では、医療者の防護具が不足し、ガウンやマスクも頻繁に取り換えられず、医療者の疲弊が著しいといったニュースが流れている。他州や軍の医療部門から応援が始まったが、これも春と同じ状況の繰り返しである。  今回の感染増加では、比較的若い患者が多いことや、重症患者向けの治療薬ができたことなどで、春ほどは死亡者数が増えないかもしれない。それでも高度な科学力や医療水準を誇るはずの米国で、すでに14万人以上の人を死なせてしまった。  人は自分にとって不都合なニュースには耳を傾けない。多くの市民は、公衆衛生の専門家が提示する「きわめて不便な日常生活」よりも、トランプ大統領の「コロナなど夏になったら、自然に消える」というツィートを歓迎した。政治家も市民も、自らの目先の利便性や従来の考え方に固執することで、ウイルスが蔓延する環境を作り出している。米国の感染拡大はもはや人災といえるだろう。

【関連記事】

最終更新:
47NEWS