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【特集】「脳性まひ」の野球部マネージャー 仲間と挑む特別な夏

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生まれつき脳性まひを患う野球部のマネージャーがいます。中学までは特別支援学級で過ごしましたが、友達を作りたいと県立高校に進学。部員を支えるため日々リハビリにも取り組んでいます。そんな彼が、マネージャーとしての成長が問われる、特別な夏を迎えました。

野球部のマネージャーは「脳性まひ」

学校でリハビリに励む高校生がいます。滋賀県立伊香高校2年の山本陸君です。  (山本君)「何度までいけたら座れる?」 (堀内さん)「90度までいけたら座れるよ。」  (山本君)「目標は90度以上か。」 山本君は手足を自由に動かせません。寝返りを打つことさえも一苦労です。生まれつき脳性まひの彼が、仲間に支えられながら日々リハビリに励むのには、理由があります。

山本君は野球部のマネージャーです。車いすに乗る彼のグラウンドへの移動は部員が手伝います。 (山本君)「カバンだけ向こうに降ろして。いつものバックネットのところに。」

外野ノックをする監督へのボール渡しは山本君が任されています。入部当初はボールもうまく掴めませんでしたが、リハビリを重ね、監督にタイミングよく渡せるようにまでなりました。 甲子園出場経験もある伊香高校野球部。これまで甲子園に5度出場しています。今年は甲子園が春夏ともに中止となり、夏の県大会が3年生にとって最後となります。

山本君も本来なら3年生ですが、1年生で留年し、今は2年生です。障がいの影響で記憶が定着しにくく、自宅ではほとんどの時間を勉強に費やしています。 (山本君の母 聡枝さん) 「普通の子の倍やっても同じようには覚えられないと思います。本当に日々繰り返すっていうのはすごく努力家やなって思います。」

「友達が助けてくれる」野球部に入って変わった心境

野球が大好きだった山本君はクラスメイトに誘われ1年生の秋に入部。初めは不安でいっぱいでした。 (伊香高校2年・マネージャー 山本陸君) 「やっぱり先生や部員に迷惑をかけているんじゃないかと思う気持ちが、その時はでかかったので。(Q当時持っていた不安は今はどうですか?)今は全くありません。友達が助けてくれるからです。野球に関わること自体が楽しいですけど、友達と一緒に野球ができることがまず一番に楽しいです。」

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