【古市憲寿×横澤夏子】「婚活パーティーはオススメ! 100回行った私が保証します!」
婚活パーティーを活用して幸せを手に入れるための秘訣って?
社会学者の古市憲寿さん(独身)が、世の女子を悩ませる“結婚”の正体を暴く!? 今回は横澤夏子さんと対談! 婚活の達人からママ芸人へ、着々と幸せをつかめている理由とは? 最新【話題のあの人】などの記事一覧はこちら
【横澤夏子】
1990年7月20日生まれ。新潟県出身。2009年にピン芸人としてデビュー。2016年にR-1ぐらんぷりのファイナリストに選出。21歳から始めた婚活の経験と結婚までの軌跡が赤裸々に綴られた著書『追い込み婚のすべて』は婚活女子のバイブル。2020年2月に第一子を出産。現在は育児をしながらテレビや劇場などで幅広く活躍中。
自分の現実を客観視して理想を調整する力も必要
■古市さん(以下・古) 「たしか横澤さんは婚活パーティーで旦那さんに出会ったんですよね?」 ■横澤さん(以下・横) 「そうです! 21歳の頃から婚活パーティーに通い始めて、100回目くらいでようやく旦那さんを見つけました」 ■古 「す……すごいな。よく途中で挫折しませんでしたね」 ■横 「もちろん、それなりに疲れましたけど(笑)。でも、回数を重ねると最初に抱いていた理想がどんどん削られて、自分が本当に求めていたことに気づけるんですよ。 高身長限定や高収入限定のパーティーに参加したこともありますが、会話が全然面白くなかったりするので! 最終的に私は『一緒に楽しく飲める人』がいいなと」 ■古 「ということは、旦那さんとは最初から楽しく飲めたんですか?」 ■横 「そうですね。私の名前をイジって『ナナメ澤さん』と呼んでくる感じで、絶妙に面白くない人だなと(笑)。この人と一緒なら、気を張らずに自然体で楽しい家庭を築けそうだと思いました」 ■古 「いざ結婚して、理想と現実にギャップはありましたか?」 ■横 「ありますね~。私、朝ごはんを作るときの『トントントン♪』という調理音で旦那さんを起こすような奥さんになりたかったんですよ。でも、実際はそんな余裕はなくて、ギリギリの時間まで寝ちゃうんで! あと、旦那さんのこだわりに合わせてワイシャツを洗濯する奥さんって素敵じゃないですか? でも私は途中で面倒くさくなって、もはや洗濯は『各々やろう』なスタンスです(笑)」 ■古 「そこで完璧じゃない自分に落ち込んでしまう女性もいそうですが、横澤さんは理想を持ちつつも、そうじゃない自分も前向きに受け入れていますよね。先ほどの婚活のエピソードも含めて、理想と現実を客観視しながらバランスを調整するのが上手な印象です」 ■横 「え、古市さんに褒められると嬉しいですね! 私の場合は叶わなかった理想は単独ライブのネタにすることで消化しています。社内恋愛とか、コントにすれば疑似体験できちゃうので(笑)」 ■古 「逆に、結婚したことでやれなくなったネタはないんですか?」 ■横 「出産を経験して子育て中のママ友が増えたので、むしろ以前よりネタの幅が増えました。もともと私は“ウザい女”のネタをやらせてもらっていたのですが、幸せオーラを放つ既婚者って、まあ、ウザいじゃないですか(笑)。『結婚、めっちゃいいよ! したほうがいいよ!』って、婚活パーティーをゴリ押ししてきたり」 ■古 「要するに、ネタを自家生産できるようになったと(笑)。でも、実際のところ婚活パーティーは読者にオススメできますか?」 ■横 「冗談抜きでイエスです! 100回行った私が保証します!」