第93回選抜高校野球 明豊ナイン、室内練習 雨天順延 気持ち新たにいざ初戦 きょう東播磨と /大分
<センバツ甲子園> ◇甲子園の雰囲気 選手ら実感 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で東播磨(兵庫県)と対戦する明豊。雨で順延となった21日は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で室内練習をして翌日に控えた試合に備えた。【辻本知大】 明豊は2時間にわたって打撃練習を中心に取り組んだ。投手陣4人はブルペンで投球練習をした。幸修也主将(3年)は「試合をやる気で来て、中止になったのでちょっと残念。それでも、いつもと変わらず、しっかり練習した。全員の気合が高まっている」と気持ちを新たにした。また「初戦は打席1巡目から打っていきたい。難しい試合になって、うまくいかない部分もあると思うが、明豊らしいプレーを見せたい」と意欲を見せた。 今大会では、新型コロナウイルスの感染防止のため、開幕前の甲子園練習は取りやめとなっていたが、思わぬ形で練習ができることに。最終調整ができた投手陣は、「試合前に甲子園で投げられてモチベーションも上がった」と口をそろえた。エースの京本真投手(同)は「ずっと憧れてた甲子園。宿舎で他の学校の試合を見てると、体を動かしたくなる」と試合を待ちきれない様子だった。 川崎絢平監督は「試合前に甲子園の雰囲気も見られて、有意義な1日になった。選手もワクワクしているし、大舞台の実感もわいた。明日は落ち着いてプレーしてもらいたい」と話す。明豊の初戦は、22日第3試合(午後2時20分開始予定)。