お値段13万5000円! 山口百恵、加山雄三…昭和歌謡曲のカセットテープ
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開! 【写真あり】大崎潔/株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長 写写丸(以下、写) 山口百恵に加山雄三、麻丘めぐみに桜田淳子……豪華ですね! 大崎 1970~1980年代の歌謡曲のアルバムやシングル、オムニバスのカセットテープです。今は中古レコード店でも見かけない、貴重なものです。 写 CDが登場する前はレコードが主流でしたが、カセットテープもこんなに発売されていたんですか。 大崎 価格はレコードより少し高額でしたが、車の中でヒット曲を聴くという文化や、携帯音楽プレーヤーの普及もあり、カセットテープも愛されていました。 写 なるほど。音質はどうなんでしょう。 大崎 カセットテープは再生を繰り返すとテープが伸びて、音質が劣化するという性質がありました。録音用のカセットテープには、ノーマル、ハイポジ、メタルなどの種類があり、値段と音質に差があることを、知らない現代っコは多いでしょう。 写 昭和のシティ・ポップやレコード文化は、リバイバルブームを迎えていますね。 大崎 当時の音質や時代の空気を感じられるという意味では、カセットテープもおすすめです。少し粗い音がいい味なんです。 おおさききよし 1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』(NACK5)など多数のラジオパーソナリティを務める 写真・梅基展央
週刊FLASH 2024年12月3日号