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マンU期待の星グリーンウッド…スールシャール監督は切り替えの早さを評価【雑誌SKアーカイブ】

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SOCCER KING

[サッカーキング No.007(2019年11月号)掲載] 文=アンドリュー・マリー 翻訳=加藤富美 写真=ゲッティ イメージズ  メイソン・グリーンウッドの“スターへの挑戦”は、彼がまだ幼い頃に始まった。手始めに、4歳のときに地元ブラッドフォード近郊のウィブシーで行われたモデルコンテストで優勝。50ポンド(約7000円)分の商品券をゲットした。  その2年後、グリーンウッドはハリファクスにあるマンチェスター・ユナイテッドの養成施設で指導を受けることになる。アカデミーに昇格する頃には、将来有望な少年として注目を浴び始めていた。毎日練習時間の30分前には到着し、建物の外で瓶を並べてキックの正確性を磨く彼の姿を覚えている者は多い。 「メイソンの利き足はもともと左だが、6歳の頃からすでに両足を駆使していた」とは、養成施設とアカデミーでグリーンウッドを指導したマーク・シニアの言葉だ。「飛び級をさせる判断に迷いはなかった。新しい動きやテクニックを教えると、ものの数分でマスターしてしまうんだから」  MFとしてプレーすることが多かったが、10代の始めにFWとしての適性を認められると、水を得た魚のように俊敏な動きで相手DFを置き去りにしてネットを揺らし続けた。その後、わずか16歳で当時トップチームの監督を務めていたジョゼ・モウリーニョに見出され、プレシーズンのアメリカツアーに帯同。クラブは未成年である彼に配慮し、単独での写真撮影を禁止した。

スールシャールは切り替えの早さを評価

 今年3月に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のパリ・サンジェルマン戦では17歳5カ月と3日という若さで途中出場を果たし、CL出場選手としてはクラブ最年少の記録を更新した(前身のチャンピオンズ・カップを含めると、ノーマン・ホワイトサイドが最年少で出場している)。5月にはプレミアリーグのカーディフ戦でフル出場し、1992年のリーグ発足以来、90分を戦った最も若い選手となった。降格が決まっているチームに0-2で敗れたチームにとっては明るいニュースだった。  18-19シーズン、グリーンウッドはジミー・マーフィー年間最優秀若手選手賞を受賞した。インタビューではダレン・フレッチャーやウェズ・ブラウンを前にして、こう語っている。「僕は素晴らしい選手を見て育ち、いつかその仲間に入りたいと思っていた。彼らを心からリスペクトしているし、同じような結果を残したい」  オーレ・グンナー・スールシャール監督は、「メイソンは才能の塊だ」と絶賛し、トップチームで戦う十分な実力があるとしてレンタルの可能性を否定した。「10番、7番、11番、9番……どんな役割も高いレベルでこなせる。利き足は両足と言っていいだろう。いや、51-49で左足だ(笑)」  スールシャールが最も評価するのは、常に改善を図る姿勢だ。失敗しても引きずらない、若者らしい切り替えの早さも起用の理由だという。 ※この記事はサッカーキング No.007(2019年11月号)に掲載された記事を再編集したものです。

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