ママ友3人で始めた“食器レンタル” 毎月交換・定額制で人気 コロナ禍で起業する主婦が急増のワケ
コロナ禍で、家で食事をする機会が増え、食卓がマンネリ化したという人も多いのでは。そんな食卓を楽しくしようと、“食器のレンタル”が人気となっています。そのレンタル業を始めたのは、主婦のグループ。実は、コロナの影響で、起業する主婦が急増しているんです。
聞きなれない“食器のレンタル”。始めたのは、名古屋市千種区にある「シューニャリティ」。 社長の近藤陽子さんは主婦で、去年11月、ママ友ら3人で会社を立ち上げたといいます。 「この器が毎回変わったり、新しいものだったら、もっと料理が楽しくなるなと。(器には)すごくおいしそうに手間をかけた感じになるマジックがあるなと思っています」(シューニャリティ 近藤陽子 社長)
不安ばかりが募るコロナ禍で、楽しいことはないか考えて目を付けたサービス。 9皿のセットが7種類。毎月交換できる定額制で、料金は1セット3000円から。 使われた食器はクリーニングと消毒をして、次の月には、別の家庭で使われる仕組みです。
起業セミナーを主催する三上さんによると、コロナ禍で、オンラインを使って会社を立ち上げる主婦が増えているといいます。 「1回目の緊急事態宣言が起きてから、旦那さんのお給料が下がったり、主婦自身のパートのシフトが減らされて、世帯収入の減少と、今後、この状況が続くかという不安から、起業される方が多いですね。今年に入ってからは、おととしと比べると(主婦から)30倍ぐらいの相談が来ていますね」(起業セミナー主催 三上未央さん)
近藤さんの会社では、宣伝や情報共有は、ホームページとSNSを駆使します。 「SNSで気づいた人が、また発信してくれて、その知り合いがいいねという流れがある」(シューニャリティ 近藤社長)
SNSを通じて口コミで広がり、現在、東北から関西まで利用者がいるといいます。 「毎回の器ごとが入れ替えられる楽しみがあります」(シューニャリティ 近藤社長)