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エース離脱の窮地救った1年生 山梨学院・古川、堂々のマウンド 交流試合

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 ◇○山梨学院8-3白樺学園●  2020年甲子園高校野球交流試合は最終日の17日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、第3試合は山梨学院が白樺学園(北海道)に8―3で勝利した。 【交流試合最後の熱闘】山梨学院VS白樺学園  交流試合直前のアクシデント。突然のエース離脱という山梨学院の窮地を、急きょ背番号「1」を背負った1年生左腕・古川が救った。2番手に登板し、5回4安打1失点の力投。エースの代役という重圧に苦しみながらも、甲子園の舞台で輝いた。  13日の山梨独自大会決勝でエース吉川の顔面に打球が直撃し、骨折したことで出場選手登録の変更を余儀なくされた。吉川の代役として、白羽の矢が立ったのが古川だった。  エースナンバーを渡されると「自分で大丈夫なのか」と悩み、思わず両親に電話した。泣きながら苦しい胸中を打ち明けると、「自分のいいところを出してくればいい」。優しい言葉に救われた。  同じ1年生の先発・川口が五回に本塁打で同点とされ、なおも無死一、三塁のピンチで救援のマウンドに向かった。「自分らしく、制球良く低めに投げよう」。両親の言葉を信じて、無心に投げた。  120キロほどの直球にスローカーブで緩急をつけた。4番・片山を99キロのカーブで右飛に打ち取ると、同時に三塁走者の挟殺で二つのアウトを取った。さらにボークと四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、6番・宍倉を101キロのカーブで二ゴロに仕留めた。以降は白樺学園打線を手玉に取り、最後までマウンドを守り続けた。吉田監督も「投手の登録を少なくしていて困っていた。私のミスを救ってもらった」と感謝しきりだ。  山梨学院でベンチ入りした1年生は交流試合最多の5人。「1年生全員の自信につながった」と古川。球児たちをまた一つ成長させた、特別な甲子園だった。【岸本悠】

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