首相、就任後初の鳥取入り「世論以外に難局乗り切る手立てない」
石破茂首相は11月30日~12月1日の2日間、首相就任後はじめて地元の鳥取県を訪れた。1日には9月の自民党総裁選への出馬を表明した神社で、「野党の意見に十分に耳を傾け、尊重する」と述べ、少数与党としての政権運営への意気込みを語った。2日から始まる臨時国会での代表質問で本格的な国会論戦にのぞむ。 【写真】地元の神社を訪れた石破茂首相(中央)。8月にはこの場所で自民党総裁選への出馬を表明した=2024年12月1日、鳥取県八頭町郡家殿、谷瞳児撮影 首相は1日、生家近くにある和多理神社(鳥取県八頭町)を訪れた。参拝後に報道陣の取材に応じ、「野党に賛成していただかないと法案や予算は成り立たない(状況だ)。でも、それを動かしていくのは世論だ。政府は野党の言うことに誠実に耳を傾けているという世論が高まっていく以外に、難局を乗り切る手立てはない」と語った。
朝日新聞社