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福島県沖からえい航の世界最大級風車 3カ月がかりの洋上解体完了 鹿児島市・谷山沖

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南日本新聞

 福島県沖から鹿児島市谷山沖へ6月にえい航された世界最大級の「浮体式洋上風力発電設備」の解体が終わった。当初8月末の予定は台風接近など相次ぐ天候不良で9月中旬までずれ込んだ。鹿児島湾内での作業許可満期の30日までに全部品を最終処分先の工場に海路で送った。 【写真】「浮体式洋上風力発電設備」から取り外された回転軸(手前)と羽根(右奥)=7月、鹿児島市七ツ島1丁目

 巨大風車の解体を請け負った吉田組(東京)によると、回転軸と82メートルの羽根三つを一体的に取り除くため、作業員が簡易エレベーターで105メートルのタワーを登り、特殊なボルト(直径約45~60ミリ)を外した。その後、クレーン船で台船に移し分解した。  タワーも作業員がボルトを外してから3分割し、台船に載せた。最後に浮体(台座)を回収し、14日までに一連の作業を終えた。  経産省資源エネルギー庁が東日本大震災と福島第1原発事故からの復興を目指した再生エネルギー事業の一環。海上の台座に風車を載せ地上に送電する。152億円を投じ、2015年に運転を始めた。出力7千キロワット、高さ最大187メートル。不具合がたびたび生じて安定稼働せず、18年に停止した。撤去・解体関連費約18億円を見込む。

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