中京大中京、24年ぶり4強 春通算58勝目 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第9日の29日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、春夏計11回優勝の中京大中京(愛知)が今大会でセンバツ初勝利を挙げた東海大菅生(東京)を6―0で破り、準優勝した第69回大会(1997年)以来24年ぶりの4強入りを決めた。2回戦の勝利で単独トップに立った春通算勝利数も58に伸ばした。中京大中京は第10日の準決勝で明豊(大分)と対戦する。 【中京大中京vs東海大菅生の対戦を写真特集で】 中京大中京の畔柳が完封した。直球に力があり、散発の被安打2本に抑え込んだ。打線は一回に敵失と櫛田の左前適時打で3点を先取。二回には杉浦の遊ゴロで1点を追加し、五回は加藤の2点適時打でリードを広げた。東海大菅生は3度の無死一塁を生かせず、先発・本田も6四死球と制球を乱して5回6失点と崩れた。 ◇中京大中京・高橋源一郎監督 (機動力を生かして一回に無安打で先制)相手の本田投手は甲子園での先発が初めて。立ち上がりを攻めようと作戦を立てた。畔柳はよく投げ切ってくれた。 ◇東海大菅生・若林弘泰監督 本田の一回表の投球がうちにとってすべてだった。(無安打で先取点を与える)一番やってはいけないミス。(相手の)畔柳投手は敵ながらあっぱれ。あの気迫、闘志にうちの選手が負けてしまった。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。