大門素麺で「世界大会」 早食い競争、魅力を発信 6月11日、富山県砺波市の庄川荘
砺波市特産の大門素麺(そうめん)の「第1回早食い世界大会」が6月11日、同市庄川町庄の観光ホテル「となみ野庄川荘」で開催される。同施設を経営し、市内に大門素麺の製麺所を運営する「柿里」が大門素麺を国内外に発信することを目的に初めて企画した。流し素麺用のテーブルで素麺を食べる時間をチームで競うルールで、大会を通じて江戸末期からの歴史がある伝統食品のおいしさを伝える。 大会の参加資格は20歳以上、1チームは女性1人以上を含めた5人。5人がテーブルに流れる5人前(約450グラム)の大門素麺やプチトマトを完食してもらい、タイムを競う。32チームの参加を予定し、1回戦32、準決勝8、決勝3チームで行われる。 優勝チームには庄川荘の宿泊券(1泊2食、5人分)、2位には柿里のレトルト食品「氷見牛入りカレー」10個、3位にはレトルト食品「ステーキ柿里のまかないカレー」10個を賞品として贈る。全チームに庄川荘の温泉の日帰り入浴券5回分をプレゼントする。参加料1100円で、31日まで参加チームを募る。 2017年から自社で大門素麺を作る柿里は、麺の小売りのほか、砺波市宮沢町のレストラン「となみそだち」や「庄川荘」のレストランに流し素麺を食べられるテーブルを設置している。コロナ収束後を視野に国内外の観光客にコシが強く、風味、香りのある大門素麺をアピールする。 佐藤幸博社長は「おいしさを広め、消費拡大につながれば、業界の後継者不足の解決につながる」と話した。問い合わせは大会事務局の柿里=0763(32)7065=まで。