平田憲聖の最新セッティング。ここまでの6勝はすべてミズノのST-X 230ドライバー。アイアンはニュープロトをテスト開始
2022年にJGTOツアーにデビュー、ホストプロとして挑んだ昨年5月のミズノオープンで初勝利、同年2勝、今年は4勝で現在賞金ランク1位、今季の賞金王を争うまさに渦中。ギア契約先のミズノアンバサダーも務める平田憲聖のクラブセッティングを見ていく。 平田憲聖の最新クラブセッティングはこちら
「クラブ選びは、まず〝顔〟選びです」と本人。「アドレスした時に見える〝クラブの顔〟が一番重要で、そのうえで自分の思い通りの球が出るかが基準です」 ドライバーはミズノST‐X 230の10.5度を1度立てて使用。「飛距離が出てコントロールも利くのがいいんです」とお気に入り。シャフトは春先から日本オープンまで、今年リニューアルしたフジクラの24ベンタスブルーだったが、翌週の三井住友VISA太平洋マスターズから元々使っていたベンタスTRブルーに戻した。
フジクラの担当者に確認すると、「一般的に24ベンタスブルーのほうがやさしく、TRブルーはややハード。平田プロが打つとTRのほうが打ち出しが高くキャリーが出やすいと戻したんです」
3WはテーラーメイドのQi 10で、ティーショットで270Y、地べたで265Yとのこと。ユーティリティ(UT)はキャロウェイのAPEX UWの3U。シャフトはドライバーからの流れでいずれもベンタスTRブルー。3Wは6X、3Uは8X。 4Iはアイアン型UTのMP フライハイのロフト24度。最新モデルは黒いヘッドで一時期これを使ったが〝構えた時の顔〟重視で、今は2010年モデルを使う。「真っすぐ飛ばせるイメージがあるんです」と長く愛用している。
アイアンは昨年からの継続でJPX 923ツアーの5I~9Iを入れる。先日のVISA太平洋マスターズでは、操作性と左へのミス軽減を意識してマッスルバックのミズノプロ 241を使ったが、結局、翌週のダンロップフェニックスではJPX 923に戻した。
ちなみに今季最終戦・日本シリーズの練習ラウンドでは、小ぶりなハーフキャビティ形状のミズノ製プロトタイプアイアンをテストしていた。ミズノプロのニューモデルプロトかもしれない。