京都精華大学生殺害事件、情報提供者への報奨金更新 来月で発生18年、警察「ささいなことでも」
京都市左京区岩倉で2007年1月、京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん=当時(20)=が殺害された事件で、警察庁は14日、解決につながる情報提供者に最高300万円を出す捜査特別報奨金の適用期間を1年間更新した。府警はこの日、左京区の出町柳駅付近で街頭活動を行い、来月で発生から18年を迎える未解決事件の情報提供を求めた。 【画像】亡き友をマンガで発信続け 事件は07年1月15日午後7時45分ごろ、千葉さんが自転車に乗った男に胸や腹を刃物で刺され、殺害された。男は当時20~30歳、身長170~180センチ、髪形はセンター分けで軽登山靴を履いていたという。 この日、捜査員らが犯人の特徴が記されたティッシュや冊子を通行人に配り、捜査への協力を呼びかけた。府警捜査本部は「犯人は一人の尊い命を奪いながら逃げ続けている。ささいなことでもいいので情報提供してほしい」としている。 府警はこれまでに延べ約6万8千人の捜査員を投入。寄せられた情報総数は約1490件(11月末)で、昨年12月以降は77件(同)だった。 情報提供は捜査本部フリーダイヤル(0120)230663へ。