阪神新ユニホーム披露 佐藤輝明が黄金期到来誓った「また新しい強いタイガースを作りたい」
阪神の2025年シーズン新ユニホームが23日、甲子園で行われた「ファン感謝デー」でお披露目された。球団創設90周年の節目にふさわしく、ホームは歴史や伝統、ビジターは新鮮さを加えたデザインに。新たな戦闘服を身にまとった佐藤輝明内野手(25)は黄金期の到来を誓った。 【写真】阪神のファン感謝デー、近本光司が顔面に自打球で負傷退場に… 「ちょっとクラシックというか、一昔前を思わせるみたいな。(新ユニホームで)また新しい強いタイガースを作りたいなと思います」 「鼓動を鳴らせ。虎道を進め。」のキャッチコピーのもと、90年間の虎の歴史がデザインされた。ホームユニホームは黒色ベースのキャップでシンプルに。伝統の「縦じま」も変更され、太く、幅を狭めることで、よりピンストライプが際立つ仕様となった。 佐藤輝が連想したように、藤川監督が現役時代に身にまとった2005年頃のユニホームをほうふつとさせる。球団のユニホーム担当者は「監督に見せに行ったときはいい反応をしていただいた。現役時代の印象もあったかもしれません」と説明。指揮官も認める常勝軍団の戦闘服だ。 一方でビジターユニホームは新時代の到来を予感させる。ブルーグレーをベースに、従来のストライプは消去。レギュラーユニホームでは球団初となる「HANSHIN TIGERS」の胸文字を採用し、歴史と伝統の中で新鮮さを意識するデザインとなった。 同担当者は「ユニホームも含めて、監督も変わられた。90周年の節目、伝統ある球団に誇りを持って、ぜひ優勝してほしいです」と期待した。90年の伝統が結晶された新ユニホーム。新たな戦闘服で、猛虎は強くて負けない新たな歴史を紡いでいく。(原田遼太郎)