河野太郎氏に野党苦言「よく中で調整してから発信を」…小さく頷く
新型コロナウイルス対策などを盛り込んだ衆院予算委員会が25日午前、始まった。午後には立憲民主党の小川淳也衆院議員が質問に立った。 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、政府内に足並みの乱れがあったことも追及。「発信の乱れがありました。総理自身の手でケリをつけて下さい。ワクチンの確保は今年前半を“見込んでいる”のか、“目指している”のか」と質問した。 これは坂井学官房副長官が21日の会見で「今年6月までに接種対象となる全ての国民に必要な数量の確保を見込んでいる」と「見込む」発言したことに対し、ワクチン接種の総合調整を担う河野太郎規制改革担当相が22日の会見で「情報の齟齬があった」として、「その部分、全部削除してください」などと語った“発信の乱れ”を指摘している。 菅首相は「ワクチンについては目指しております」と端的に答えた。 また、小川氏が「(東京)オリンピックの中止は検討に入ってるのか、いないのか」と問うと、「オリンピック・パラリンピックについては、挙行する準備を整えています」と答えた。 小川氏がさらに「あえて河野大臣にも苦言を申し上げたい。発信力には敬意を表します、が、よく中で調整してから発信してください」と苦言を呈すると、ショッキングピンクの細めのネクタイ、赤富士と青空が大胆に描かれたマスクを着用していた河野氏は、小さくうなずいていた。