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「40代、50代でも貯金ゼロ…」 3組の夫婦に聞いたその原因と対策

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LIMO

親の介護費用で貯金ゼロ

東海地方に住む50代のBさん夫妻は「親の介護費用に苦労した」と話します。 「正直に言えば、早く亡くなってくれたほうがラクだなと思うくらいに追いつめられていた。夫は晩婚の末に生まれた一人息子で、それはそれはかわいがられていた。義父は結婚4年目で亡くなったけれど、それまでは自宅で私が介護をしていた。子育てと家事と介護という状況で、本当は子どもがもう一人欲しいと思っていたけれど、経済的なことを考えるととてもそんな環境ではなかった…」とため息をつきます。 「子どもが中学生になって子育てが一段落した頃に義母がガンを患ってしまい…。日本人の死因の中でも多いものだから別に驚きもしなかったけれど、親にいい顔をしたい夫が、治療費は全部出すとか、病室は個室にしてあげるとか暴走し始めて、あっという間に貯金が消えた」と呆れ顔。 「子どもの手が離れてすぐ就職活動をして、なんとか正社員の仕事を見つけられた。この年になっても正社員として働けるのは、どんなに小さな会社でもありがたいもの。義実家に遺産はほとんどなかったのでうちの親までは介護できなさそう。申し訳ないけれど、姉と妹に任せて自分たちの老後資金を貯めることに専念する。今は夫の実家に住んでいて、ローンや家賃がないのは本当に助かっている」と言います。 Bさん自身の給料で日々の生活をやりくりし、旦那さんの給料はできるだけ多く貯金に充てるつもりとのこと。息子さんもすでに大学を出て社会人2年目ということで、「ここから挽回する」と話していました。

計画性のなさで貯金ゼロ

「あっという間にもう40代半ば。なのに今まで夫婦2人とも貯金がないことに気が付かなかった」と話すのは、関東近郊に住む40代のCさん夫妻。「夫も私も、子どもができてもそれぞれ正社員で働いていたし、二馬力だから大丈夫と思い込んでいたのかもしれない」と話します。 「子どもは2人で、それなりにお金はかけたし、郊外に家も買った。そう思うと『やりたい』『ほしい』と思ったものをガマンしない夫婦だったような気がする。子どもが習い事したいと言えば行かせてあげていた。私の両親が近くにいて習い事のお迎えをしてくれたり、私が遅くなる日はご飯も作ってくれて…。時間的な制約がなかったのも大きいかもしれない…」とCさん。 「今後のために夫の給料で家のローンを含めた生活費を賄い、私のお給料はそのまま貯金口座に入金されるようにした。 今からだと少し遅い気もするけれど、老後のためにiDeCoも始めたし、NISAで投資信託の運用も。夫婦の性格的に、こまごま節約をするよりも積極的に増やすほうが性に合っている気がしたから、貯めるお金はちゃんと貯めつつ、ある程度は投資にも振り分けると決めた」と話していました。 40代になってから個人型確定拠出年金のiDeCoを始めるのは遅いという声もありますが、節税効果があるのでやらないよりはいいでしょう。計画的にお金を貯めることができていなかったCさん夫婦にとっては良い選択ではないでしょうか。

おわりに

Cさん夫婦のように、意識的にお金を貯めてこなかったという人も意外と多いのかもしれません。ただ、40代になっても遅いからダメというものではありません。子育てが一段落していたり、役職について収入が増えたりするタイミングでもありますから、ここから一気に貯金するぞ、という気持ちで老後資金のことに向き合ってはいかがでしょうか。

大塚 ちえ

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