「でけぇ、嘘だろ…」ワカサギが復活!! それを食べる超巨大イワナも飛び出した!!
ワカサギ増殖の専門家が集う会合へ出向き増殖技術の向上に努める魚沼漁業協同組合
奥只見湖を管轄する魚沼漁業協同組合のワカサギ増殖担当としてご尽力いただいている奥只見山荘の星隼人さん。同湖におけるワカサギ増殖の安定化に向け、とても熱心な取組みを続けている。 同湖は豪雪地帯で、例年秋から翌年4 月下旬頃までは深い雪に閉ざされる上、平野部の釣り場と季節の進み具合が大きく異なることから、大きくずれ込んだタイミングでワカサギの増殖作業が始まる。 しかも昨今の不安定なワカサギ放流用受精卵の出荷状況から、残念ながら 2023 年度は放流が出来ない事態となってしまった。 こうした地域的な特殊性をカバーする為、星さんは 2023年11 月に開催された水産研究者等の情報交換の場である「ワカサギに学ぶ会」へ出席し、ワカサギ増殖の知見を深めると共に、新たなワカサギ卵の産地の関係者へも挨拶に回る等、真剣に奥只見湖の未来を見据えた活動に取り組まれている。 「新潟県 内水面水産試験場の協力も得ながら、ワカサギ卵の産地も広がりまして、産地の皆さんのご協力もあって2024年は無事に放流出来ました!この秋には大きく育ったワカサギ釣りを楽しんでいただけると思います。もっともっと、奥只見湖のワカサギ釣りがアツくなるように、がんばります!」
ワカサギ資源の底上げにより“聖地復活”へ 28年ぶりに 70 ㎝の大イワナが登場!
奥只見湖におけるワカサギ増殖の安定化は、同湖にとても大きな副産物的効果を生んでいるとのご報告 もいただきました 。それが、かつては“ゲームフィッシングの聖地”と呼ばれた、奥只見湖の幻のターゲット、大イワナや サクラマスの釣果。 「これまで奥只見湖では、釣り人の皆さんで構成される 『奥只見の魚を守る会』が中心となって、イワナやサクラマスの発眼卵放流や湖のクリーン作戦等、資源回復を目指した活動を長年継続していただいております。そして、これらの魚を支えるワカサギの存在はとても重要、ということも実感としてありました。 LOVE BLUEの支援後、それまでは見掛けなかったワカサギの群れが、湖岸沿いや流れ込みに真っ黒な帯になって見られるようになったんです!そして、これまではイワナやサクラマスの釣果は 1 桁が普通だったのが、頻繁に2 桁釣果に恵まれる人が増え、しかも 50 ㎝を超えるサイズが本当に良く釣られています。2022年4 月にはなんと、28年ぶりに70 ㎝の大イワナが釣れました。これは本当に快挙と言えるものです。ワカサギ増殖の充実が、ワカサギだけじゃない豊かな奥只見湖の復活にとても大きく貢献していることは、7 軒ある貸ボート店の共通認識です。奥只見湖の未来へ向け、豊かな釣り場を残していく一助として、LOVE BLUE事業には、とても感謝しています」