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花が“そうめん”にしか見えない植物が話題…そして散った後は“とうもろこし”!? 植物園に聞いた

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FNNプライムオンライン

花が“そうめん”に似ている植物が話題

世界には個性豊かな植物が多く存在する。 そのような中で、大阪の植物園がTwitterに投稿した植物が、日本の夏に食べたくなる食べ物にそっくりだとネットを騒がせている。   【画像】花が散った後の姿も衝撃的 速報!「パナマソウ」が開花しました!! 一日花ですので、明日には散ってしまう貴重な植物です。 熱帯雨林室にて是非ご覧ください。 しかし、「咲くやこの花館」が投稿した画像を見ても、これが開花した状態なのかすら分からない。 開花といえば、きれいな花びらをイメージしてしまうが、そのイメージを覆される植物だ。 名前が「パナマソウ」とのことだが、Twitterでは「そうめんやなぁ・・・」「とうもろこしのふさふさ集めてきたみたい」「そうめん食べたくなりました」など、他のものに見えている人が多数いた。 たしかに、花というよりはそうめんに見えてしまう。今の季節と相まって、そうめんが食べたくなってくるのも当然だろう。 そして、一日花だという「パナマソウ」の、散ったあとがさらに衝撃的だった。 新たに“とうもろこし”のような部分が現れ、そしてきれいに固まっていたそうめんのような花の部分は、無残にもバラバラに散っている。まるで本当にそうめんが落ちているようだ。 見た目も衝撃的で、日本ではあまりみることのない「パナマソウ」。そもそも、どんな植物なのか?という率直な疑問などを、咲くやこの花館の担当者に話を聞いた。

若葉はパナマ帽の原料

ーー「パナマソウ」について教えて パナマソウ科の多年草。DNAによる分類ではタコノキに近縁とされています。茎は短縮して地下にあり、そこから長さ1~2mの葉柄と扇状の葉身をもった葉を多数根生状に出します。 若葉は乾かして煮て、乾燥漂白させるとパナマ帽になります。 アメリカでも日本でも1890年頃から紳士用のアイテムとして、最もポピュラーな帽子として愛用されてきました。1955年頃から日本では女性用も流行、今では想像のできないほど当たり前の帽子でした。 花は長さ20cmほどの肉穂花序になります。同じ株に雄と雌の花が別につきます。雌花は4本の(花粉を自ら出さない)不稔雄しべが変形した糸状体を有して花序(花を付けた茎の部分)を覆い、一見不思議な姿になります。   ーーどこで生育するの? パナマの地名がありますが帽子の輸出港で、パナマ産ではなくエクアドル、ペルー、メキシコなど中南米の熱帯原産で、現在はメキシコなど中南米で栽培も行われています。 ーー開花する時期はいつ頃? 当館では7月です。 ーー開花まではどのくらい時間がかかる? 7月12日、開花株は苞(ほう)が開き始めてから3時間ぐらいでした。 ーー大きさはどのくらい? 当館のものはつぼみの状態は平均5cm×15cm、開花が始まると約20cmぐらいのおしべが徐々に伸びていき、散ったあとの実は平均3.5cm×13cmほどです。 個体差があり、今年は小ぶりな株が多いです。   ーー散った後のとうもろこしみたいな実はどうなる? 受粉した部分については種子が実り、赤く熟して割れてきて、中から種が出てきます。(約2カ月後)

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