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元引きこもりから女子プロ王者へ…スターダム・岩谷麻優が“遅咲き”人生を語る「私にはプロレスしかない」

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“女子プロレスのアイコン”の異名を持つ、女子プロレス団体スターダムの岩谷麻優。実は元引きこもりのポンコツレスラーという過去を持つ、“遅咲き”のレスラーだ。そんな彼女が王者になるまでの道筋とは…。また、コロナ禍においてのプロレスについて話を聞いた。 【写真】女子プロを知らない人にこそ見てほしい、岩谷麻優の華麗なムーンサルトプレス 本当だったら、いまごろ「令和初」となる女子プロレスブームが到来しているはずだった。 これは願望でも、なんでもない。 昨年、女子プロレス団体『スターダム』がブシロードの傘下に入ったことで流れは大きく変わった。あらゆるメディアへの露出が激増し、TOKYO MX TVにおいて女子プロレスとしては久々となる地上波での中継番組がスタート。さらに同じくブシロードグループである新日本プロレスの1・4東京ドーム大会にてスターダム提供試合を敢行するなど、メジャー化を見据えての施策が続々と打たれた。 結果、毎月開催されている後楽園ホール大会は満員が続き、4月には大田区総合体育館でのビッグマッチも決まっていたのだが……そういったいい流れはすべてコロナショックに飲みこまれてしまった。 「やり場のない思い、でしたね。大田区の開催に向けて、スターダムの看板がいろんな駅に掲示されたりすることも決まっていたので、もっともっと私たちのことを多くの人たちに知ってもらえるチャンスだったのに……スターダムって、これまでもいろいろあったから、なにがあってもなんとかなるっていう耐性がついていたつもりだったけど、コロナばかりはなんともならなかったです」 そう語るのは、現在、ワールド・オブ・スターダムのベルトを巻いている『女子プロレスのアイコン』こと岩谷麻優だ。

ポンコツレスラーだった

スターダム1期生として入門し、来年、旗揚げから10周年を迎える同団体のトップを張っている彼女だが、実はプロレスラーとして芽が出るまでにはかなり時間のかかった「遅咲き」である。プロレスに限らず、スター選手というのはルーキーイヤーから注目され、新人王を獲得して、そこからどんどん飛躍していくのというのが定石だが、岩谷麻優はデビューから連敗記録を更新し、何度となく寮から脱走。誰もが「この子が最初に辞める」と思っていたほどの「ポンコツレスラー」だった。 「自分でもまさか10年近くもプロレスを続けているとは思っていなかったし、まさかチャンピオンベルトを巻いているなんて想像もしていなかった。でも、あのころ、何度も逃げ出したことが今の自分につながっているんだと思います。 よく『続けていればいいことがある』『辞めなければ、いつか夢が叶う』って言いますよね。たしかにそれは正しいと思うんですけど、私はそれに加えて『逃げることも大事』だよって言いたいんですよ。あのとき逃げ出さないで我慢していたら、きっと私は押しつぶされてしまって、今、リングに立っていることはないと思います」 まさかのチャンピオンからの『逃げ出しのススメ』。だが、何度も逃げ出しては連れ戻されを繰り返し、確固たる地位を手にいれた彼女の言葉だけに妙な説得力がある。 「もともと私は引きこもりだったからわかるんですよ。いま引きこもっている人、それとコロナ禍でいろいろうまくいかなくて悩んでいる人には『焦らなくていいですよ』と声をかけてあげたいです。   将来が不安で焦っているって方もいると思うんですけど、焦っているっていうのは、もうなにかをやりたいと思っている証拠なんです。私なんて10代のころ、2年間も引きこもっていて、その期間は3回しか外出していない。それと比べたら、焦っている方たちはもう何歩も先を進んでいる。小さいことかもしれないけど、絶対になにか『きっかけ』が訪れるはずなので、それまでは焦らなくて大丈夫。私の場合、まさにその『きっかけ』がプロレスとの出会いだったんですよね」  

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