トイレ詰まり解消のため業者を呼んだら「見積もりで10万円」と言われました…相場価格とのことですが、少し高く感じるのは気のせいでしょうか?
トイレが突然詰まり、焦った経験がある人もいるのではないでしょうか。 「早くなんとかしないと」と、焦った状態で格安をうたう業者に修理を依頼すると、思わぬトラブルにつながるケースも少なくありません。なかには、10万円以上の高額請求をされて消費生活センターのような相談機関に問い合わせをするケースもあるようです。 今回は、トイレの詰まり解消にかかる修理費用の目安を紹介します。高額請求をされないために気をつけるべきポイントも解説するため、ぜひ参考にしてください。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレの詰まりをきっかけとする高額な修理費用請求に注意!
独立行政法人国民生活センターによると、2020年度に寄せられたトイレの修理や鍵の修理・交換、害虫等の駆除、冷暖房設備・給湯器の修理など「暮らしのレスキューサービス」にまつわる相談件数は、5882件に及ぶことが分かりました。 なかには今回の事例のように、トイレの詰まりの修理を依頼しようとインターネットで修理業者を検索した結果、高額な修理費用を請求されてしまう事案も数多く発生しているようです。 インターネット上の広告などでは基本料金が数百円という格安な料金が提示されていたにもかかわらず、「詰まりが解消しない」などさまざまな理由をつけられ高額な修理費用を請求されるケースもあるようです。
ケース別|トイレの詰まり解消にかかる修理費用目安
トイレの詰まりが生じた場合、詰まりの程度によってかかる費用も大きく異なります。ここでは、ケース別にトイレの詰まり解消にかかる費用目安を解説します。 ■軽度なケース トイレの軽度な詰まりを解消する際は、薬剤を使用して対応するケースや詰まりそのものを除去するケースなどが挙げられます。 薬剤を使用して対処できるケースの場合は、およそ3000円、ラバーカップのような器具を使用して詰まりを除去する場合は、およそ4000~8000円が相場です。 トイレットペーパーやトイレに流せるシートなどを大量に流してしまい、トイレが詰まっている場合は、業者に依頼する前に自分で対応できるかどうかを検討してみましょう。ラバーカップを購入することで詰まりを解消できる可能性があるため、修理費用を大幅に抑えられるかもしれません。 ■重度のケース スマートフォンや子どものおもちゃ、水に溶けないティッシュなど、トイレに流せないようなアイテムが詰まってしまった場合は、自分で対応するのは困難です。 固形物が詰まった状態で詰まり解消の修理を依頼すると、軽度なケースよりも料金は割高になる傾向にあります。 高圧ポンプを使用した場合は7000円から2万円程度、高圧洗浄機を使用する場合は、2万円以上の費用がかかるケースもあるでしょう。それでも詰まりが解消しない場合には、便器の脱着をしなければなりません。その場合は、1万円から4万円程度かかる恐れがあります。