バンド「KUZIRA」メンバー大麻所持認める「音楽と介護と看護師両立で疲れ」 岐阜地裁支部初公判
自宅などで大麻草を所持したとして、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた岐阜県多治見市光ケ丘、ミュージシャン末武竜之介被告(29)の初公判が10日、岐阜地裁多治見支部(細野なおみ裁判官)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑、即日結審した。判決は19日。 検察側は冒頭陳述で、大麻の使用は2021年ごろから始まり、今年は週2、3回の頻度で使用していたと指摘。論告で「安易かつ身勝手な犯行動機に酌量の余地はない」と非難した。 末武被告は被告人質問で、アルツハイマー型認知症を患った父親の介護と、バンド活動と看護師の仕事の両立による疲れを大麻使用の理由に挙げ「夜ぐっすり眠るため、ストレスを減らすため使用した」と述べた。 起訴状などによると、末武被告はバンド「KUZIRA」のメンバー。自宅で大麻草8・2グラムを所持したとして10月に逮捕、起訴され、11月11日に大麻取締法違反(所持)の罪で追起訴された。
岐阜新聞社