鹿児島県 大原さん「手つくり展」 節目の40回、500点並ぶ 和の作品展
羽子板や日本人形、組みひもなど和の作品群が並ぶ、奄美市名瀬の大原ミドリさん(81)が主催する「手つくり展」が13日、同市名瀬のAiAiひろばで始まった。大原さんが丹念に仕上げた手作り作品約500点が奄美と日本の伝統を伝える。15日まで。午前9時~午後6時。 個展は1984年から開催。AiAiひろばでは2012年の開所年から始まり、年末恒例の和の作品展として、節目の40回目を迎えた。 大原さんは人形美術協会の会員で、会場では大島紬を用いた五月人形やひな人形など日本人形、来年の干支の「巳(み)」にちなみ「ハブの皮」をあしらった羽子板など「縁起物」を多数展示。ほかにもストラップ、しおりなど小物も数多く出品。伝統を生かした創作品が会場を彩っている。 大原さんは「羽子板の絵は義弟が描き、会場は息子、孫らが設営など協力。家族の協力の下、1年掛けて創作した作品をぜひご覧になっていただければ」と大勢の来場を呼び掛けている。 問い合わせは大原理容所電話0997・52・5792へ。