生活をサポートする「身体障害者補助犬」の育成に役立てて…秋田県内のNPO法人が240万円を寄付
ABS秋田放送
目や耳、手足が不自由な人の生活をサポートするのがそれぞれ盲導犬・聴導犬、介助犬で、総称して「身体障害者補助犬」と呼ばれています。 この補助犬の育成に役立ててもらおうと県内のNPO法人から、合わせて240万円が贈られました。 訓練を受けている最中の、2歳のメスのラブラドールレトリバー。ほどなく盲導犬として活躍する予定です。 こうした「身体障害者補助犬」の育成に役立ててもらおうと12日、NPO法人パートナーズドッグ秋田の佐々木信理事長から日本盲導犬協会・日本聴導犬協会、日本介助犬協会、それに日本警察犬協会にあわせて240万円が贈呈されました。 秋に開かれたチャリティーゴルフ大会で集まった寄付金などを基にしています。 厚生労働省によりますと盲導犬は全国に約800頭いますが県内には9頭しかいません。聴導犬や介助犬を含め補助犬の育成は、9割以上が寄付や善意で賄われています。 盲導犬・仙台訓練センター 根本学センター長 「長く支援を頂いているということは非常に有り難いことでございます。 秋田県内の盲導犬の数がまだ9頭ということで少ないですから、街なかでもっと盲導犬を目にすることができるように数を増やしていきたいと思っています」 各団体は受け取った善意を補助犬の育成や活動のPRに役立てることにしています。