「原と坂本は調子に乗ってる。菅野はメジャーへ行ってもせいぜい7、8勝」巨人OB・張本勲が喝! 《日本シリーズ屈辱の9連敗》
「巨人を下に見てたよね」
選手の実力、育成力、ライバルとの切磋琢磨と、日本シリーズ4連覇中のソフトバンクの実力は張本氏も認めるところだ。それでも張本氏は、ソフトバンク選手らの“ある行為”に苦言を呈する。 「ソフトバンクに、何人かガムを噛みながらプレーしてるのがいるだろ? これは日本の文化や道徳からいったらとんでもないことですよ。ガムを噛みながら柔道やるか? 相撲やるか? 俺が監督なら絶対にやらせない。失礼だよ、相手に対して。 それに多分ソフトバンクは、巨人を対等な相手ではなく下に見てたよね。練習を見た時点で『俺たちの敵じゃないな』と感じただろうし、2戦目で10点の大差がついた時なんか、スタメンをほとんど交代させちゃってさ、完全に二軍戦の雰囲気だったでしょ。これは負けるより恥ずかしいこと、巨人は真剣に考えなきゃだめだよ」
普段は原贔屓の張本氏も……
巨人の原監督は今年9月11日に監督として球団史上最多となる1067勝目をあげ名将の呼び声も高いが、ソフトバンク相手には為す術がなかった。張本氏は「負け試合での野手の投手起用」など原監督の采配をたびたび絶賛してきたが、日本シリーズでの不甲斐ない負け方については「調子に乗っているんじゃないか」と憤る。
坂本は「ちょっと図に乗っとる」?
「この日本シリーズは、どちらの監督が上だ下だという話じゃない。正直に言えば、工藤はそんなに采配が上手いほうじゃないよ。ソフトバンクは戦力が整っていて、どの選手を出しても結果が出る。それだけ。 原は采配が上手い監督だと思うけど、今回は『調子に乗ってる』場面が結構あったよな。たとえば1戦目の4回裏の攻撃。0-2で負けていて、ノーアウト1、2塁で丸(佳浩・31)に打たせてゲッツー食らったでしょ。どうしてバントさせなかったのか……。あの場面は千賀(滉大・27)にプレッシャーをかけるべきだった。ちょっと原も有頂天になってるんじゃないかな。原や巨人首脳陣には、これを機に冷静に自分たちの力を見極めてチームを立て直してもらいたいよ。 選手では特に坂本(勇人・31)! 坂本は本当はいい選手で、私は若いときから息子のように気にかけてるんですよ。アドバイスしたこともあるし。でも今はね、ちょっと図に乗っとる。アイツだって必死にやらなきゃだめなのに、周りのマスコミが『天才』だなんだとお世辞ばっかり言うから、その気になっとるわけよ。年俸も5億円もらってね、幸せにどっぷり浸かり過ぎてるよ。 巨人はやっぱり坂本なんだよ。アイツが中心になって引っ張らなきゃいけないのに、今の状態では3年もつかどうか。彼にはもう一段高いレベルを要求したいわな。独身だからシーズンオフは女遊びもいいけど、今度会ったら激励して説教しなきゃと思ってるんだよ」