丘みどり、初主演舞台に意欲「見終わった後に『丘みどりって演歌歌手だったね』と」 共演者は称賛
演歌歌手、丘みどり(40)が19日、東京都内で初主演舞台「おちか奮闘記」(来年1月2~26日、東京・三越劇場)の公開稽古を共演の三田村邦彦(71)らと行った。 人情小説家、川口松太郎氏の名作「浪花女」が原作で、明治初期の大阪を舞台に浄瑠璃の世界に生きる人々を情感豊かに描く物語。この日は賀集利樹(45)扮する人形遣い・文吉の要求を断る場面と三田村扮する人形浄瑠璃の三味線奏者・団平に厳しく言い放たれる場面を披露。丘は堂々した熱演を見せ、美空ひばりさんの名曲「芸道一代」と自身の代表曲「別離(さよなら)の切符」を情感豊かに生歌唱した。 デビュー20周年を迎える来年に新境地を開く丘は「普段演歌を歌っているので演技というお仕事も初めてですし、初主演舞台がこの大きな舞台ということで大変緊張しています」と素直な思いを吐露し「先輩の皆さんに支えて頂きながら一生懸命お稽古に取り組んでいます」とはにかんだ。 三田村は「ギャラをいただきながら、丘みどりさんの生歌、生声を聴かせていただいて大変うれしく思っております」と笑顔。河合雪之丞(54)も「丘みどりさんの歌を聴かせていただいて、ただただ満足して稽古場で喜んでいる毎日でございます」と続けた。 称賛された丘は「舞台のことは何も分からず、戸の開け方から座り方から、本当に一つ一つ教えていただいて、勉強させていただいている毎日です」と謙そんし、「おちかの心の変化だったり成長を見て頂けるよう。そして見終わった後に『丘みどりって演歌歌手だったね』と後付けで思ってもらえるような舞台にできたらいいなと思っています」と意欲をみせた。 このほか共演の松本慎也(43)、瀬戸摩純も参加した。