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台風教訓、道路復旧に力 「防災の日」千葉県が震災対策訓練 M7・5想定

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千葉日報オンライン

 「防災の日」の1日、千葉県は大規模地震発生を想定した震災対策訓練を実施した。昨秋の台風被害も踏まえ、南房総市で倒木などで通行できなくなった道路の復旧訓練が行われたほか、迂回(うかい)路の設定や県庁と県出先機関との情報伝達の方法を確認。新型コロナウイルス感染防止のため参加者はマスクを着用し、室内での訓練は参加者を例年の半分に減らすといった対応を取りながら有事に備えた。  訓練は1日午前7時半、千葉県東方沖を震源とするマグニチュード(M)7・5の地震が発生。太平洋側の沿岸部では2メートル以上の津波が起き、県内で最大震度6強を観測したとの想定で行われた。県土整備部を中心とした県職員や国土交通省、東京電力の担当者らが参加した。

 県庁には「県土整備部災害対策本部」が設置され、担当職員が集まり県内各地の被害状況を確認。同部の河南正幸部長は「今年も4月以降、県内では震度4以上の地震が発生している。適切な対応で準備をお願いしたい」と指示した。  南房総市の道の駅「ローズマリー公園」では、館山市内の国道128号でのり面が崩落し、倒木や放置車両により通行不能となったとの想定で復旧訓練が行われた。県安房土木事務所職員らが地震発生後、巡回で崩落現場を見つけ、復旧作業を完了するまでの手順を確認した。  現場は倒木が電線に掛かり、道路照明灯も倒壊。東京電力パワーグリット職員が漏電や感電の恐れがないか確認。県電業協会から派遣された作業員が照明灯を撤去し、県建設業協会館山支部の作業員が倒木を切断して除去した。同事務所職員は、専用器具を使い人力で放置車両を移動。道路の安全を確認し、通行止めを解除した。  現場指揮した同事務所の渡辺一彦次長は、昨年9月の房総半島台風(台風15号)の被害を受け、災害時に東電など関係機関と迅速に連絡を取れるよう連携を強化したと説明。「毎年、職員が変わる中でも対応できるよう確認した。関係機関とは日頃から連絡を取り、災害に備えたい」と話した。

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